みっともない!! 035
最近、テレビCMで気になることがある。パチンコ・メーカーのそれが異様に多いことだ。何か不吉な予感がする。
パチンコは昔からあるものの、テレビCMには登場しない業種のひとつであった。賭博性があり、スポンサーとしては相応しくないと判断されていたのだろう(政治絡みもあるのだろうが)。
ところが、10数年前頃からニコラス・ケイジのCMが流れ始め、以後志村けん、地井武男等が登場するが、いずれも企業イメージのような、もしくはパチンコの楽しさを大まかに伝えようとしたものだった。
それが今では機種そのもののダイレクトな表現に変化している。
もちろん条文のようなものはないだろうが、何かテレビ放送局の広告規制が大きく解かれているような気がする。
何故なのか。想像するに、お得意様スポンサーであった多くの大企業が不況のあおりを受け、健全経営、体質改善、利益追求の名目で、リストラ同様に広告費の削減を余儀なくされたことが考えられる。つまり、テレビ局にとっては広告収入の減少だ。このため、何でも受け入れるような弱い体質になっていったのではないだろうか。
ま、この辺りは言われるまでもないこと、当たり前のことと、皆さんは思われるだろう。
ぼくが気になるのは、こうしたことでテレビCMがどんどんと下種に成り下がっていくことだ。どうでもいいことなんだけど、ぼくの気持ちとしては面白い、印象的な、表現力のある、そんなテレビCMをもっともっと見続けていきたいのだ。
例えば、仮面ゴキブリライダーのような格好でバンドしている「エイブル」のCM。俳優伊藤なにがしを採用した一連のドラマCMの一コマなのだろうが、それを知っている視聴者は多分いないのじゃないか。全く持ってだれにもよくわからないCMに仕上がっている。
アッコと紳助が真面目にヨイショする「リーブ21」のCM。なぜそこまでヨイショさせるのか、加えて社長が自慢話をするCMと相まって、悪寒を感じるほど気味が悪い。作り手側の嫌な体質がはっきりと見えてくる。
このような不快なCMがどんどんと増えていくのだと思う。
ま、テレビ局とスポンサーにとって、視聴者の意見なんて、絶対聞き入れることのない参考意見なんだけど、ね。
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